交通事故にて負傷。直進中に左側から飛び出してきた車と衝突したKさん

【診断名】
頚部捻挫。腰部捻挫。左股関節捻挫。

【初期症状】
頭痛が受傷から1週間経過しているが続く。黙っていても首が痛い。
腰を後ろに反らせる動作が痛い。
座っている状態が左股関節に痛みが生じ困難。

【施術初期】
頚部の手技療法を開始し、数回施術を行い頭痛が減少。動かせる範囲も拡大し、疼痛も減少。その後、不安定に出現することもあったが1か月後には症状改善し、頚部の施術を終了する。
腰部の腰を反る角度と疼痛は良好経過に向かうが、疼痛残存。超音波施術と温熱療法を継続。
左股関節部の座位姿勢が続くと病むような痛みが続く。安静時痛と動作時痛は徐々に減少するが、アイシングと電気施術を継続。

【施術中期】
腰部の後屈時の疼痛が減少するが、最大の可動域まで達すると疼痛が出現。
左股関節の黙っていての痛みは減少し、「あぐらをかく」や「座った状態で靴下を履く」動作では疼痛が残存。
ここから、運動療法を実施し、臀部の筋肉や腰の筋肉のトレーニングを開始。

【施術後期】
施術の来院間隔を空けて経過観察。
腰部のトレーニングも自宅でも実施してもらい不安定性が無くなる。
左股関節も、まったく症状が無くなって1週間経過し、趣味だったスポーツを開始しても支障がない為、施術開始から3か月で施術を終了する。